世界防災フォーラム2023 (World BOSAI Forum 2023)
日時: 2023年3月9日(木)~12日(日)
場所:仙台国際センター
主催:WBF国内実行委員会及びWBF国際実行委員会
開催概要:
第1回世界防災フォーラム(2017)では、仙台市や東北大学が中心となり、多様な関係者(国連、国際機関、政府、民間企業、メディア、NGO・市民団体、大学・研究所)が一同に介し、災害を減らす具体的な解決策を持ち寄り、情報を共有・議論しました。また新たな連携などを生み出すフィールドづくりを推進しました。
第2回目の世界防災フォーラム(2019)では、仙台防災枠組2015-2030におけるグローバルターゲットE(2020年までに国家・地方の防災戦略を有する国家数を大幅に増やす)の達成のための議論がなされました。よりよい復興とは何か、心の復興とは何か、また、近年深刻化する気候変動による災害にどのように対処していけばよいか、さらに、AIやIoT技術などの先進技術の防災への応用などの議論した成果を世界に発信しました。
そして、第3回は以下の2点にフォーカスをします。
1点目は、民間セクターおよび若年層により積極的に参画してもらうことです。2点目は、いくつかテーマを決めて、特に統合的・ 学際的なアプローチに関する企画度の高いセッションを行い、参加者の増加と交流を促すことです。 世界防災フォーラムとしての防災の具体的な解決策を産官学民の対話の中から、女性や若者の視点を大切にし、世界に向けて情報発信してまいります。
世界防災フォーラムについて
世界防災フォーラムは、東日本大震災を経験した東北の地で、災害で悲しむ人々をこれ以上増やしたくないという願いを込めて始まりました。
2015年、仙台にて開催された第3回国連防災世界会議で、防災に関わる取り組みの指針である仙台防災枠組が策定されました。仙台防災枠組では、防災投資の重要性や、「より良い復興」などの日本の推進する考え方も多く取り入れられています。今後、仙台防災枠組の実施を推進することは、防災分野で世界をリードしてきた日本にとっての責務と言えるでしょう。さらに2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災から復興への過程における日本・東北の活動は、世界から大きな関心が寄せられています。
一方、これまで、防災に関する国際会議は、国連が主体のもの、学術的な会議など世界各地で多様なイベントが実施されていますが、災害による被害を減らす具体的な解決策に着目、情報共有し、議論を行うことができる国際的な「場」はありませんでした。
そこで、災害リスク削減の解決策を、国内外、産官学民さまざまな立場から提案し、互いに学びあい、新たな価値を創造し、仙台防災枠組みを推進していく「場」をこの仙台の地に立ち上げることにしました。それが「世界防災フォーラム」です。