岩手県東日本大震災津波復興計画 復興基本計画 ~いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造~
この「岩手県東日本大震災津波復興計画」は、科学的、技術的な知見に立脚し、被災市町村等の復興を長期的に支援するという考え方に基づき、沿岸地域をはじめとした岩手県全体が、震災を乗り越えて力強く復興するための地域の未来の設計図として、被災住民・市町村の意見等を十分踏まえながら、「岩手県東日本大震災津波復興委員会」(委員長:藤井克己岩手大学学長)をはじめとする県内外 の専門家、学識経験者からの提言等に基づき、岩手県が策定するものである。
計画では、「いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」を目指す姿とし、復興に向けた3つの原則として「安全の確保」、「暮らしの再建」、「なりわいの再生」 を掲げている。また、安全で安心な防災都市・地域づくり、被災者が一日でも早く元の生活に 戻ることができる住環境の整備や雇用の確保、本県の基幹産業である水産業の再生など、直面する課題から地域が復興する姿まで、基本的な考え方や復興への歩み等を示している。
この計画は、沿岸地域をはじめとした被災地域が、岩手の未来を担う力となるよう、地域社会のあらゆる構成主体が連携して復興の主体となり、その総力を結集し、地域社会に根ざした 復興をなし遂げることを目指す。また、全国、世界各地から寄せられている様々な支援や参画 の広がりを契機とし、これらのつながりを力に、開かれた復興を実現する。
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Themes
Governance
Recovery
Recovery planning
Country and region
Japan
Number of pages
98 p.
Publication Year
2011