防災白書は、災害対策基本法に基づき、毎年、通常国会に報告される法定白書で、防災に関する措置の概況と計画についてまとめたものです。
平成24年版防災白書は、「災害対策基本法」に基づくいわゆる防災白書が昭和38年(1963年)に初めて世に出て50回目の節目を迎えるものです。
半世紀前、我が国の災害による犠牲者が1、000人を超える年も少なくなかった。昭和34年(1959年)の伊勢湾台風を契機に、総合的かつ計画的な防災行政の整備及び推進を図るため、「災害対策基本法」が昭和36年(1961年)に制定されました。その結果、毎年起こりえるような災害に対しては、災害対策が確立してきました。特に風水害による被害は減少してきました。そして今、私たちは、昨年発生した未曾有の大災害、東日本大震災の教訓を踏まえ、万全の災害対策を進め、「ゆるぎない日本」を構築することが求められています。
第1部において、引き続き東日本大震災を取り上げ、現在の復旧・復興状況を報告するとともに、東日本大震災を踏まえた我が国の今後の災害対策の方向性等を提示しています。
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