オンラインミニシンポジウム 『十津川村「高森のいえ」プロジェクトに学ぶ』 ——『 誰もが最後まで村で暮らす』ことをめざした十津川村の挑戦は能登地震復興のモデルとなりえるのか

能登地震復旧の遅れが際立つ中、孤立化が懸念される被災集落居住者のくらしの維持・再建の方策を検討することは極めて重要な課題。そのような中で、2011年紀伊半島大水害をきっかけに取り組まれた奈良県・十津川村の「高森のいえ」プロジェクトは、集落内に安心拠点築く試みとして能登復興のモデルとなりうる可能性を秘めています。
プロジェクト推進委員会委員を担われた、奈良女子大学・室崎千重先生を講師にお迎えして、その経験を学びたいと思います。
日 時: 2024年11月30日(土)14時〜17時
開催方法: オンライン
基調講演: 基調講演「集落内に築く「安心拠点」—十津川村『高森のいえ』プロジェクト」
内 容: 復興住宅供給などの従来からの災害復興支援策にとどまらず、「誰もが最後まで村で暮らす」ことのできる仕組みづくり、「住み続ける権利」を具現化した取り組みは貴重です。関係人口拡大に焦点をあてた流行りの「二拠点居住」ではなく、定住環境と維持可能性を担保することを目指す「二拠点居住」の実現は、高齢化、過疎化の進展する消滅危機集落の維持・再建に希望を拓くものだと考えます。プロジェクトの概要、取り組みに至る経過、実現の鍵となった要素、検討・実現過程における村民、村、県、国の果たした役割など、プロジェクトの推進委員会に参加した奈良女子大学・室崎千重先生を報告者にお迎えしてミニシンポジウムを開催します。
講 師: 室崎千重さん(奈良女子大学准教授/高森のいえプロジェクト推進委員会委員(当時))
コメンテータ: 田中正人さん(追手門学院大学)、阿部重憲さん(都市プランナー)
参加費: 無料
申込期限: 11月20日(お名前、E-mailを明記。報告資料を送付します)
参加方法: Zoom ID:6082201785 パスコード:20110311
問合せ/申込: みやぎ震災復興研究センター [email protected]