行政職員の知識・実行力の向上に着目した事前復興計画の策定プロセスに関する考察
ソース
日本都市計画学会 The City Planning Institute of Japan (CPIJ)
南海トラフ地震が発生した場合に復興まちづくりを早期かつ的確に行うため、「防災・減災対策」と並行して、事前に被災後の復興まちづくりを考えながら準備しておく「復興事前準備」の取組を進めておくことが重要である。また、復興事前準備の取組において、行政職員がそれぞれの立場で求められる知識・実行力を身につけること、計画策定、意思決定を円滑かつ効果的に進めるためのプロセスを構築することが必要である。
本研究では、被災後の早期の復興まちづくりを進めていく上で、中心的な役割を果たす行政職員の立場に焦点をあて、職員ワークショップの成果と振り返りの結果から、事前復興計画の策定プロセスの中で得られた行政職員の認識変化の様子を分析した。以上より、実効性の高い事前復興計画の策定および災害復興に関する行政職員の知識・実行力の向上を同時に達成するためのプロセス、手法およびその効果について論じた。
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Country and region
Japan
ISBN/ISSN/DOI
https://doi.org/10.11361/journalcpij.57.1425
Publication Year
2022