3月11日午後2時46分に発生した震度6強の地震と、その直後に発生した 大津波により、町では109人の方が亡くなり1人の方が今も行方不明となって います(9月末現在)。 津波は標高 10m 未満の多くの土地に浸水し、浸水面積は町の全面積の5分の 1に及ぶ約904ha で、500 戸を超える住宅が全半壊し、JR 常磐線新地駅も 全壊し、復旧の目途は立っていません。農地も約4割にあたる約420 ha が浸 水しました。 さらに原発事故による放射線汚染は、原発から 50km の位置にある他の市町村 よりは低く、町内の平均的な放射線の空間線量は毎時約 0.2~0.6μSv(屋外) となっています。海の汚染については水質・底質、魚類・海草などの測定がなさ れています。
町では第5次総合計画を平成 23 年 3 月に定め、4 月から前期基本計画にもと づき事業実施する予定でした。新地町復興計画は、これを基本としますが、今必 要なのは地震・津波・原子力事故の甚大な被災状況から長期間をかけても実現す べき、100年先も安心して暮らせる復興構想と、早急に実現すべきこと、優先 的に取り組むことをとりまとめた基本計画です。
第1次計画
新地町復興計画は、平成24年1月23日の第7回復興計画策定委員会において原案を適当と認める意見をいただいたことから、翌24日の新地町復興計画策定本部会議で計画を決定しました。
第2次計画
平成24年1月に第一次新地町復興計画が策定され約3年が経過しました。
これまでの復旧・復興事業の進捗(しんちょく)状況を精査のうえ、復興策定委員会やパブリックコメントで意見をいただきながら、見直しに取り組んできました。平成27年6月18日開催の新地町復興計画策定本部会で、「第二次新地町復興計画」を改定しました。
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