シンポジウム「能登半島地震における復興計画と生業再生の現在地 ―農山漁村地域における復興ステージの展望(2)」

現在、自治体の復興計画の策定作業が進められ、住民参加型復興まちづくりの動きも散見される。一方、9月の豪雨災害を受けて、計画内容の見直しも求められる。また、生業の再生について、被害の甚大さ、担い手の高齢化、豪雨災害による被害拡大により思うように進んでおらず、人口流出の要因となることが懸念される。改めて生業と共にある暮らしが、魅力的な農山漁村の原点であることも再確認しながら再生を進めるべきだろう。そこで、まず復興計画における計画作成、合意形成、事業の進め方の実態とその課題について議論を深め、「復興計画の進め方」について知見を整理する。次に、農業と漁業の被害実態と再生の動きについて議論を深め、生業再生に向けた戦略やその位置づけにかかわる知見を整理する。以上より復興ステージを前に進めるための条件整理を行う。
開催日 2025年2月16日(日) 9:00~12:00*(申込締切:2025/2/9)
開催方法 オンライン(Zoomミーティング)
定員 300名
参加費 共催団体(日本建築学会・農村計画学会)会員:1,300円、
会員外:1,650円、学生(共催団体会員):1,000円、 学生(会員外):1,100円
支払い方法 クレジット決済による事前支払いのみ
*お申込み後の参加費の払い戻し(キャンセル)や、他の催し物等への変更はできません。
申込URL https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=702464
【プログラム】
●主旨説明 齋藤雪彦(日本建築学会農村計画委員長/千葉大学)
●第⼀部 復興計画
① 輪島市における復興計画策定と課題 :姥浦道生(輪島市復興委員長/東北大学)
② 珠洲市における復興計画の策定と課題 :橋本 禅(珠洲市復興委員長/東京大学)
●第⼆部 ⽣業の再⽣
③ 農村・農業の再生 :内川義行(信州大学)
④ 漁村と漁業の再生 :富田 宏(漁村計画)
―― 休 憩 ――
●総合討論
モデレーター :柴田 祐(熊本県立大学)
コメンテーター:糸長浩司(エコロジー・アーキスケープ)・山路永司(東京大学名誉教授)
●まとめ :斎尾直子(農村計画学会長/東京科学大学)