南海トラフ地震が発生した際に、目の前の災害対応に追われ、地域の復興に時間がかかる事態が発生すると、被災住民や企業は疲弊し、再生する意欲を失うことが懸念されます。さらに、被災住民がまちを離れる事態を招くなど、地域の活力が失われ、まちの存続が危うくなるおそれも想定されます。被災地において、被災住民が意欲を持って働き、暮らすためには、迅速に、より良いまちの復興を成し遂げることが重要となります。
そこで、南海トラフ地震発生後の復興まちづくりの姿を見据え、被災前から復興計画を事前に策定し、大規模災害に備えることで被害の軽減を図るとともに、発災後は事前復興計画に基づいたまちづくりを速やかに実施することを目的とし、「田辺市事前復興計画」を策定しました。
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Country and region
Japan
Number of pages
98 p.
Publication year
2024