防災白書は、災害対策基本法に基づき、毎年、通常国会に報告される法定白書で、防災に関する措置の概況と計画についてまとめたものです。
本白書では、5月末時点での東日本大震災の状況及び政府の対応の取りまとめを中心に記述しております。今回の震災に関する検証や教訓の抽出については、これから本格的に取り組まれることになりますが、今後の防災対策に向けて、想定災害の適切な見直し、防災基本計画の見直し等による津波対策の充実等、現時点での問題意識も明らかにしました。
また、平成22年以降に発生した東日本大震災以外の主要な災害についても取りまとめています。
6月24日には東日本大震災復興基本法が公布・施行されました。また、同25日には東日本大震災復興構想会議の「復興への提言」が取りまとめられ、同26日には中央防災会議に設置した専門調査会において今後の津波防災対策の基本的考え方についての中間取りまとめが行われるなど、被災地の復興及び防災対策の見直しに向けた動きが加速しつつあります。
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