能登の今 ―令和6年能登半島地震による農林水産業の被害と復興への展望―

能登半島地震は過疎化が進み人口減少が著しいところで発生したが、この地域は多様な生物資源が守られており、伝統的な農林漁法と土地利用があることから、我が国で初めて世界農業遺産に登録された。伝統的な農林水産品や工芸品の生産が行われており、それらの文化的背景も高く評価され、能登の里山里海は観光資源の大きな柱となっている。このような貴重な自然や文化的な資源を守るためには農業水産業の復興は欠かせない。このシンポジウムでは、能登半島の復興に農学が果たすべき役割は何かを議論する。
日 時 :2024年11月9日(土)13:00~17:30
場 所 :東京大学農学部弥生講堂(オンライン配信有)
主 催 :日本農学アカデミー、公益財団法人農学会、一般社団法人日本農学会 共同主催
後 援 :東京大学大学院農学生命科学研究科、ワールドウォッチジャパン、
石川県立大学、金沢大学
申 込 :会場参加の方は直接会場へお越しください。
オンライン参加の方は下記より登録してください。
申込み⇒https://x.gd/YqSe2
問合先 :日本農学アカデミー事務局
<プログラム>
- 基調講演:創造的復興とは何か―能登半島から考える次世代の日本と未来への希望、大学が果たすべき役割
金沢大学理事・能登里山里海未来創造センター長 谷内江昭宏
- 第一報告:能登半島地震による石川県の農林水産業の被害と復旧・復興
石川県農林水産部長 吉田健一
- 第二報告:能登半島地震で発生した土砂災害の特徴
石川県立大学環境科学科教授 大丸裕武
コメント
- 石川県立大学の復興支援プロジェクトと畜産への震災の影響
石川県立大学産学官連携学術交流センター長・教授 橋谷田 豊
- 能登半島の漁港が受けた被害について
金沢大学環日本海域環境研究センター准教授 木谷洋一郎
- 僕の大好きな里山の復興に向けて――僕たち農家にできること
珠洲市みなくち農園 皆口英樹
- 能登観光再興の一助に――日本一非効率な千枚田で米づくり
白米千枚田愛耕会 山下博之
- 能登半島地震から10か月――酪農の現状と復興への課題
西出牧場 西出 穣
- 総合討論