宮古市は、平成24年7月に宮古市東日本大震災復興計画を策定し、「すまいと暮らしの再建」「産業・経済復興」「安全な地域づくり」の3つを復興の柱に据え、復興に向けて取り組んでいるところです。3本柱の中の「安全な地域づくり」では、「災害記憶の後世への継承」を方向性として位置付け、震災記録を保存・作成し、情報発信することとしております。
今回の第1巻概要版ですが、「第1部 東日本大震災」では、広報みやこの「写真特集 津波」や東日本大震災における地震、津波被害の概要等の各種データを収録しております。次に「第2部【資料編】歴史津波」では、過去の当地方における津波被害の写真を掲載し、各種史料・文献から地震津波年表を作成しました。
本記録誌は、当市における津波被害の記録集・データ集として、災害に強いまちづくりの研究や、防災意識の啓発・教育活動に末永く活用されることと思います。