平成23年3月11日の東日本大震災で,大崎市では震度6強を観測し,激しい揺れに 見舞われ,市内外で17 人の市民の尊い命が失われ,200 人を超える人々が重軽傷を負 いました。また,住家の全半壊約3,000棟をはじめ,多くの店舗・事業所,公共施設, 道路・橋りょう・河川・堤防も被害を受け,さらには,4月7日の余震により,その被 害が拡大しました。市民生活では,地震発生から電気・水道などのライフラインが停止 し,一時期11,000 人もの市民が避難所生活を余儀なくされ,生活や経済活動の根幹を 揺るがす未曾有の大災害となりました。
今回の震災では中心部にあたる市街地が特に大きな被害を受けており,中心市街地に おける人口減少と少子高齢化,商業衰退など年々進む空洞化に加え,震災の影響による 衰退が顕著なことから,中心市街地再生の着実な実現が震災復興に繋がるものと捉えて おります。また,中心市街地には,活力再生,賑わい創出,利便性向上,商店街再建等 が求められていることから,「安全で安心して暮らせるまちづくり」と「まちなかの活 力を再生させるまちづくり」を目指し,災害に強い街として整備改善を行う必要があり ます。
このことから,大崎市中心市街地復興まちづくり計画は,被災著しい中心市街地の活 力再生や防災機能の強化など,震災からの復興まちづくりの基本的な方針や事業手法の 概略等を示すものです。
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