南相馬市復興計画~心ひとつに 世界に誇る 南相馬の再興を~
基本的視点
本市を取り巻く課題・問題の中で、この被災から立ち直り、更なる発展を成し遂げて行くた め、4つの視点に立って計画づくりを進める。
- 市民の生活を再興する計画づくり
- 新たな発想による経済復興に向けた計画づくり
- 創造的な復興モデルとなる安全・安心なまちづくり
- 市内外のあらゆる英知を結集し、市民が主役となる復興
復興計画の構成・策定の流れ
復興計画は、本市の復興へ向けて、被災からの早期復旧・復興を目指す「基本理念」及び「主 要施策」を示すとともに、復興にかかる具体的な取り組み、土地利用方針等を明示する。
計画期間
計画期間は、平成 23 年度から平成 32 年度までの概ね 10 年間とする。復興を達成するまでの 10 年間を、「復帰・復旧期(概ね1~3年)」、「復興期」のステップ に分け、段階に応じた施策や事業を展開していく。原子力災害により、居住していた地域に戻れない市民もいることから、地域の事情を充分勘 案して、復興に向けた対応を推進する。なお、原発事故の収束が見えないことから、今後の原 子力災害の情勢を見据えながら見直しを行う。
将来人口の想定
まずはすべての市民が戻れるような環境整備に努め、さらには、本市の特性を生かした様々 な施策を展開することにより、計画期間である 10 年後(平成 32 年度)には、震災前の予測人 口6万2千人よりも増加させることを目指す。