防災白書は、災害対策基本法に基づき、毎年、通常国会に報告される法定白書で、防災に関する措置の概況と計画についてまとめたものです。
昨年は、能登半島地震、新潟県中越沖地震、台風第4号等の災害が発生し、本年6月には、岩手・宮城内陸地震が発生しました。本年4月には、自然災害の「犠牲者ゼロ」を目指すための総合プランを策定したところです。
本白書では、平成19年に発生した災害の状況等を報告するとともに、最近の災害対策の取組みとして、被災者生活再建支援法の改正、首都直下地震で想定される避難者・帰宅困難者対策、中部圏・近畿圏における地震対策、首都地域における大規模水害対策、火山防災体制の強化、緊急地震速報の本格導入等を紹介しております。
さらに、海外においても、昨年秋のバングラデシュのサイクロンをはじめ、本年5月のミャンマーのサイクロンや中国四川省における大地震による被害等、アジアを中心に大規模な災害が多発しております。本白書では、我が国の知識や技術を最大限活用し、世界の防災活動の推進に積極的に貢献していくことについても紹介しています。
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