本研究は、事前復興の取り組みの一環として、地区レベルの復興状況を想定する手法を提案し、その有効性を実践的に例証することを目的としている。

東京都での実践事例を踏まえて、新しい防災の取り組みである事前復興対策を含めた、四つの「防災まちづくり」の考え方とその実践の現状を整理している。

本報告書は、様々な災害復興の事例を、コミュニティの果たす役割に焦点を当てながら提示するものである。とりわけ復興における一連の意志決定過程にコミュニティがどのように関与してきたのかについて重点を置いている。

事前復興計画の策定は、地域の脆弱性を見つける作業である。事前復興計画の策定は、被災の現実と法制度との乖離を見つける作業でもある。そして、事前復興計画をつくることは、地域から日本の明日を紡ぐことである。

このガイドブックは、中小企業支援機関（地方自治体、商工会議所、商工会、中小企業団体中央会、政府系中小企業金融機関等）の関係者が、中小企業にＢＣＰを説明し、ＢＣＰ策定について相談を受けた際に、概要や作成手法を簡単に説明するために活用していただくことを目的としたものです。

静岡県静岡市の都市復興基本計画策定行動指針を作成しました。

この「震災復興まちづくり模擬訓練」は 2003 年度から開始された東京都の「復興市民育成事業」の一貫で、また北区などでは東京都の事業に先行して「都市復興ワークショップ」といった取り組みが行われてきました。

阪神・淡路大震災の復興過程から得られる経験と教訓を後世に継承し、今後の大規模災害に対する減災や復興に活かしていくことは、被災地の責務である。そこで本報告書では１０年間の長きにわたる取り組みを総括的に検証し、その結果や教訓を次世代への提言として広く国内外に発信することにより、安全で安心して暮らせる社会づくりに貢献する目的で作成された。

被災を繰り返さない、環境と共生した国際都市東京の形成を目指した震災復興時の都市づくりの在り方の提案